この前数年ぶりにドラえもんを見てひとつ驚いたことがあった。
「しずかちゃん超可愛い」
普段からドラえもんを見続けている人にとっては何をいまさらと思われるかもしれないし、もしくは普通じゃねと思われるかもしれないけど、ひっさしぶりに見たしずかちゃんは記憶の中にあった婆声の泥人形ではなく名実ともに学校のアイドルだった。
そもそも90年代のドラえもんを見て育った自分にとってしずかちゃんは邪魔者でしかなかった。あの焦点を結ばない目、糞ダサい服、面白みのない性格、小学生の自分にとってしずかちゃんは作中で積極的に嫌う唯一のキャラだった、かもしれない。それは言い過ぎにしてもしずかちゃんに対してなんらポジティブな印象はなかった。その後ドラえもんから離れ次に番組を目にしたのは声優総入れ替えの報道を聞いた時。やっぱりドラえもんといえば大山のぶ代だと思っていたし、声優入れ替えには懐疑的だったけれど旧ドラ末期を見てしまうと仕方のないことだなと納得せずにはいられなかった。明らかに声が爺婆過ぎた。日本昔ばなしじゃないんだから。納得はしても興味がなかったからその後新しいほうを見ることなく今まで過ごしてきたけど一回見てみたらなんだあの可愛さは。
可愛かったこと自体も結構なことだけどそれよりも驚いたのは前のしずかちゃんとあんまり変わってないこと。つまり顔のパーツ自体は旧しずかちゃんと言うほど違いがないという。キラッキラの目とか点のような鼻とか萌え絵っぽいパーツが使われてるわけじゃない。なのに超垢抜けて見える。画像を探して見比べれば見比べるほど不思議で、旧版のパーツの配置を工夫して新版に近づけようといじってみたりした。絵って言うのは結局バランスなのか。
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