2013年8月2日金曜日
2013年7月2日火曜日
氷菓
今更かもしれないけどなんとなく気になってアニメの氷菓を見てみたら面白かった。特に文化祭。
ただ、サトシの口調がどうしても受け付けない。「君はそう思うのかい?」みたいな、カヲル君みたいな口調。あれがどうしても駄目。カヲル君自体口調寒いなって感じるんだけど、あれだけ浮世離れした人間というか使徒だからまあしょうがないかと片付けてる。でもこっちはあの現実的な世界の中でも特に共感を誘う『平凡』な奴だから強く感じるんだと思う。喋り方なんて一々気にしてたらアニメ見られないけど。
ただ、サトシの口調がどうしても受け付けない。「君はそう思うのかい?」みたいな、カヲル君みたいな口調。あれがどうしても駄目。カヲル君自体口調寒いなって感じるんだけど、あれだけ浮世離れした人間というか使徒だからまあしょうがないかと片付けてる。でもこっちはあの現実的な世界の中でも特に共感を誘う『平凡』な奴だから強く感じるんだと思う。喋り方なんて一々気にしてたらアニメ見られないけど。
2013年3月28日木曜日
2013年2月12日火曜日
しずかちゃん
この前数年ぶりにドラえもんを見てひとつ驚いたことがあった。
「しずかちゃん超可愛い」
普段からドラえもんを見続けている人にとっては何をいまさらと思われるかもしれないし、もしくは普通じゃねと思われるかもしれないけど、ひっさしぶりに見たしずかちゃんは記憶の中にあった婆声の泥人形ではなく名実ともに学校のアイドルだった。
そもそも90年代のドラえもんを見て育った自分にとってしずかちゃんは邪魔者でしかなかった。あの焦点を結ばない目、糞ダサい服、面白みのない性格、小学生の自分にとってしずかちゃんは作中で積極的に嫌う唯一のキャラだった、かもしれない。それは言い過ぎにしてもしずかちゃんに対してなんらポジティブな印象はなかった。その後ドラえもんから離れ次に番組を目にしたのは声優総入れ替えの報道を聞いた時。やっぱりドラえもんといえば大山のぶ代だと思っていたし、声優入れ替えには懐疑的だったけれど旧ドラ末期を見てしまうと仕方のないことだなと納得せずにはいられなかった。明らかに声が爺婆過ぎた。日本昔ばなしじゃないんだから。納得はしても興味がなかったからその後新しいほうを見ることなく今まで過ごしてきたけど一回見てみたらなんだあの可愛さは。
可愛かったこと自体も結構なことだけどそれよりも驚いたのは前のしずかちゃんとあんまり変わってないこと。つまり顔のパーツ自体は旧しずかちゃんと言うほど違いがないという。キラッキラの目とか点のような鼻とか萌え絵っぽいパーツが使われてるわけじゃない。なのに超垢抜けて見える。画像を探して見比べれば見比べるほど不思議で、旧版のパーツの配置を工夫して新版に近づけようといじってみたりした。絵って言うのは結局バランスなのか。
「しずかちゃん超可愛い」
普段からドラえもんを見続けている人にとっては何をいまさらと思われるかもしれないし、もしくは普通じゃねと思われるかもしれないけど、ひっさしぶりに見たしずかちゃんは記憶の中にあった婆声の泥人形ではなく名実ともに学校のアイドルだった。
そもそも90年代のドラえもんを見て育った自分にとってしずかちゃんは邪魔者でしかなかった。あの焦点を結ばない目、糞ダサい服、面白みのない性格、小学生の自分にとってしずかちゃんは作中で積極的に嫌う唯一のキャラだった、かもしれない。それは言い過ぎにしてもしずかちゃんに対してなんらポジティブな印象はなかった。その後ドラえもんから離れ次に番組を目にしたのは声優総入れ替えの報道を聞いた時。やっぱりドラえもんといえば大山のぶ代だと思っていたし、声優入れ替えには懐疑的だったけれど旧ドラ末期を見てしまうと仕方のないことだなと納得せずにはいられなかった。明らかに声が爺婆過ぎた。日本昔ばなしじゃないんだから。納得はしても興味がなかったからその後新しいほうを見ることなく今まで過ごしてきたけど一回見てみたらなんだあの可愛さは。
可愛かったこと自体も結構なことだけどそれよりも驚いたのは前のしずかちゃんとあんまり変わってないこと。つまり顔のパーツ自体は旧しずかちゃんと言うほど違いがないという。キラッキラの目とか点のような鼻とか萌え絵っぽいパーツが使われてるわけじゃない。なのに超垢抜けて見える。画像を探して見比べれば見比べるほど不思議で、旧版のパーツの配置を工夫して新版に近づけようといじってみたりした。絵って言うのは結局バランスなのか。
2013年1月18日金曜日
マーティン・ドレスラーの夢
uブックス版が出たときに確保してそのまま積んであったものを読み終えた。(何ヶ月か前)
この長編小説もこれまでミルハウザーが繰り返し書いてきた類型通りの作品ではあったけど、ちょっとした野心を感じた。
その類型っていうのは『アウグスト・エッシェンブルク』とか『J・フランクリン・ペインの小さな王国』みたいな、からくり人形なりアニメーションなりある一つのことに魅せられた天才がその道をひたすら極め一度は社会的な栄光を手にするも、大衆の理解の及ばない高みを目指したために結果忘れ去られていくというお話。ただミルハウザーはそのストーリー自体にはたいして執着しているわけじゃないと思う。この人が執着しているのはむしろ細部の描写、それを積み上げていくことで見えてくる全体のメカニズム。もうひとつはイマジネーションの横溢っていうか頭の中にある幻想を外部に現出させること。
この小説の中で主人公のマーティンはホテルを成り立たせる構造に魅了され、 ホテルを通じて 自分の狂気にも近いアイデアを現実のものにしたけど、じゃあここでそのホテルって何だと言ったら、わざわざ字にするのもはばかられるけどそりゃもちろん小説そのもの。自分の小説観を思いっきり表明した決め球でしっかりと賞とったんだからやるなあ。
でも正直言ってそこ以外の人間ドラマ的なところはダルかった。
この長編小説もこれまでミルハウザーが繰り返し書いてきた類型通りの作品ではあったけど、ちょっとした野心を感じた。
その類型っていうのは『アウグスト・エッシェンブルク』とか『J・フランクリン・ペインの小さな王国』みたいな、からくり人形なりアニメーションなりある一つのことに魅せられた天才がその道をひたすら極め一度は社会的な栄光を手にするも、大衆の理解の及ばない高みを目指したために結果忘れ去られていくというお話。ただミルハウザーはそのストーリー自体にはたいして執着しているわけじゃないと思う。この人が執着しているのはむしろ細部の描写、それを積み上げていくことで見えてくる全体のメカニズム。もうひとつはイマジネーションの横溢っていうか頭の中にある幻想を外部に現出させること。
この小説の中で主人公のマーティンはホテルを成り立たせる構造に魅了され、 ホテルを通じて 自分の狂気にも近いアイデアを現実のものにしたけど、じゃあここでそのホテルって何だと言ったら、わざわざ字にするのもはばかられるけどそりゃもちろん小説そのもの。自分の小説観を思いっきり表明した決め球でしっかりと賞とったんだからやるなあ。
でも正直言ってそこ以外の人間ドラマ的なところはダルかった。
2013年1月2日水曜日
変身のニュース
『変身のニュース』を単行本でまとめて読んで思ったけど、死のうとすることだったり殺そうとすることだったりその他ある意味ここで人生終わってもいいって程の決意が破綻してその後もずっと生きていくことが予感されるって終わり方多すぎない?ほとんどこれだよね。
その決意が変身だって言うことなんだろうけどもうちょっとバリエーション見せてほしかった。
ただその意味で「お兄ちゃんたち悪くないよー!」は真逆を向いてて、今思うと印象的。
その決意が変身だって言うことなんだろうけどもうちょっとバリエーション見せてほしかった。
ただその意味で「お兄ちゃんたち悪くないよー!」は真逆を向いてて、今思うと印象的。
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